秋空でより輝き始める9月の星
秋の空気が入ってくる9月になると次第に空気がキレイになって、夜空が鮮明に見えるようになってきます。夏は大気中の水蒸気によって霞むため白んで見えますが、秋から冬に向かって水蒸気は見えなくなり、やがて夜空は漆黒の宇宙のように染まり星たちはいっそう輝きを増してきます。

9月の摩周湖星紀行の見どころ|中秋の名月と秋の空
摩周湖星紀行の9月のおすすめ情報です!今月は中秋の名月。上旬は月がなく星空観察に最適。後半は満月。見どころを紹介します。
そんな9月上旬の星空の写真をいくつかご紹介いたします。
2018年9月5日
摩周湖星紀行9月5日は台風一過の快晴で今シーズンのベストと思えるほど満天の星空に。
天の川もばっちり。みんなで両手で広げて天の川をなぞりました。
摩周湖の上には冬の星が見え始めています。
2018年9月11日
夜の摩周湖でレーザーポインターを使ってご案内中。
摩周岳の上に見える星の固まりはスバル(プレアデス星団)。肉眼ではぼんやり見えます。
天頂の天の川をご案内。天の川はまだまだ見れますが、冬に近くなるとだんだん見える部分が減っていきます。9月中がチャンスですね。
南の空には釧路の夜景も見えています。夏の間は霞や摩周湖にかかる霧の為なかなか見えない釧路も、秋冬はよく見えます。
最後に
9月後半は18日頃までは月の影響も少なく、天を仰ぐ天の川のダイナミックな姿が見られます。空気が澄んでいるので月のない夜には流れ星の見られる確率も高くなっています。
24日の中秋の名月には月あかりに照らされる摩周湖も見どころです。